[ 何もかも嫌になった時 ]
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油断できない補欠選手 私の通った高校の体育祭では、一人一種目以上何かの競技に参加するということになっておりました。 運動が得意な生徒は何種目もかけもちしてましたが、運動が苦手な生徒はできるだけ楽な種目の選手になるように考えるものです。 友人Yもそのうちの一人でして、Yは運のいいことに、補欠選手ということになりました。休んだ選手がいたときだけ登場です。 つまり、出番なし。 本人にとってこれ以上楽なことはありませんよね。 当日は授業もないし、競技もないし、ただ何もせずに終わるのを待つだけ。運動嫌いの生徒にとってはうれしいかぎりです。 しかし、甘くはなかったのです。 補欠ということは、本来出場するはずの選手が休んだ場合、突然出番がやってくるのです。 体育祭当日、障害物競走の選手が欠席しました。 心の準備を全くしていなかったYにとって、それが現実になったときのショックは大きかったと思います。 いきなり「補欠の出番だ行け!」と指示されたYは逃げそうになってましたが、結局走ってヒーヒー言ってました。 さらにリレーの選手も欠席しており、お前行けとか言われてました。 そうなんですよ、高校にもなると体育祭やマラソン大会の欠席率って結構高いと思います。補欠になると返ってたくさんの種目に出なきゃならないかもしれませんよ。
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学校 休みたい
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